概要

Password Vault が PIN コードを要求するのは、保管庫を開くときの 1 回だけです。保管庫がロックされている間、Web パーツにはエントリは 1 つも表示されず、PIN コードの入力画面だけが表示されます。PIN コードを入力すると一覧が表示され、すべての操作をそのまま実行できます。作業中、保管庫はロック解除された状態のままになり、5 分間操作がないと自動的に再びロックされます。この記事では、PIN コードの用途、保管庫がロックされるタイミング、そのときに何が起こるかを説明します。

ロック状態とロック解除状態

設定済みで、入力ミスによってブロックされていない保管庫には、2 つのアクセス状態があります。

  • ロック: ページを読み込むたびにこの状態になります。Web パーツにはエントリが表示されず、名前も表示されません。一覧の代わりに PINコードの入力 画面が表示されます。ツール バーでは 更新 ボタンだけを使用できます。
  • ロック解除: 正しい PIN コードを入力した後の状態です。一覧、検索 ボックスとフィルター、新しいアイテム、歯車アイコンの 構成 が表示され、すべての操作は PIN コードを再度求められることなく、すぐに実行されます。

ロック状態は開いているページごとに管理されます。ブラウザーの 1 つのタブ、1 台のデバイス、または Microsoft Teams で保管庫のロックを解除しても、ほかの場所ではロックは解除されません。

PIN コードの入力画面

保管庫がロックされている間、Web パーツは一覧の代わりに PINコードの入力 画面を表示します。画面には 続行するには PINコードを入力してください というテキストと 4 つの数字ボックスがあります。

  1. 4 桁の PIN コードを入力します。入力中の数字はマスクされます。4 桁目を入力するとすぐに PIN コードが自動的に確認されます。OK ボタンはありません。
  2. PIN コードが正しい場合は、入力画面が消えてエントリが表示されます。
  3. PIN コードが間違っている場合は、PINコードが正しくありません と 残りの試行回数: N が表示され、もう一度入力できます。以前に間違った PIN コードがカウントされている場合 (たとえば、再読み込みした後や別のデバイスの場合) にも、残りの試行回数 の行が表示されます。

間違った PIN コードを入力した後の PIN コードの入力画面

間違った PIN コードを入力した後の PIN コードの入力画面

❗ 重要
時間が経ってもカウンターはリセットされません。 Web パーツに PINコードが正しくありません と残りの試行回数が表示されます。保存に成功すると、試行回数が保管庫ファイルに記録され、デバイスやセッションをまたいで集計されます。正しい PIN コードを入力するか PIN コードを変更すると回数はリセットされますが、その結果をファイルに反映するにも保存の成功が必要です。ファイルを読み取れない場合や回数を保存できない場合は、読み込み済みのデータが使用され、失敗がそのページ内でのみカウントされることがあります。続行する前に接続を復旧し、データを更新してください。誤った PIN コードを 5 回続けて入力すると、保管庫は 間違った PINコードが何度も入力されました。 というメッセージとともにブロックされ、リセット しか使用できなくなります。KB10455. Password Vault で PIN コードを誤って入力した場合: 5 回失敗するとどうなるかを参照してください。

PIN コードの用途

操作ロック時ロック解除時
一覧の表示: 名前とユーザー名非表示 (代わりに PINコードの入力 画面が表示されます)表示
エントリを展開して ユーザー名、URL、フォルダー、タグ、メモ を表示する使用不可使用可能
パスワードの表示 (目のボタン)、ユーザー名 または パスワード の横の クリップボードにコピー使用不可すぐに使用可能
お気に入りの登録と解除 (星)、検索 とフィルターのドロップダウン使用不可使用可能
新しいアイテム、編集、削除使用不可すぐに使用可能
構成 → PINコードの変更使用不可 (歯車アイコンは非表示)すぐに使用可能
更新使用可能使用可能

まとめると、PIN コードが必要なのは保管庫を開くときの 1 回だけです。その後は、保管庫がロックされるまで、どの操作でも PIN コードを再度求められることはありません。

📝 注
保管庫のロックが解除されている間、名前とユーザー名は一覧に表示され、URL、フォルダー、タグ、メモはエントリを展開するとそのまま表示されます。その間に画面を見ることができる人なら誰でも、これらを読むことができます。秘密の質問の答えや回復コードなどの機密情報を メモ に入力しないでください。各フィールドの保護のしくみについては、KB10452. Password Vault によるデータの保護: 暗号化、PIN コード、ストレージで説明しています。

保管庫が再びロックされるタイミング

保管庫は、次の場合に再びロックされます。

  • 5 分間操作がない場合。 操作とは、Web パーツ内 (ダイアログと PINコードの変更 画面を含む) でのマウスのクリック (またはタップ) やキーの入力を指します。Web パーツ内でクリックやキー入力を行うたびに、5 分間のカウントが最初からやり直しになります。マウスの移動、ページのスクロール、ページのほかの場所や別のアプリケーションでの作業は、操作と見なされません。
  • ページを再読み込みした場合。 ロック解除状態は開いているページの中でのみ保持されます。再読み込みした後や、後でページを開き直したときは、保管庫はロックされた状態で始まります。
  • ページ、ブラウザーのタブ、または Teams タブを閉じた場合。

更新 ボタンでは保管庫はロックされません。OneDrive からエントリを再読み込みし、現在の状態を保持します。ただし、その間に別のデバイスで PIN コードが変更されたか保管庫がリセットされた場合は、ページがロックされ、新しい PIN コードを要求します。 保管庫がリセットされ、新しい PIN コードがまだ設定されていない場合は、代わりに初期設定画面が表示されます。

ロック ボタンはありません。保管庫をすぐにロックするには、ページを再読み込みするか閉じます。

保管庫がロックされたときの動作

5 分が経過すると、Web パーツは次の処理を行います。

  • 一覧、検索 ボックス、フィルターを非表示にし、代わりに PINコードの入力 画面を表示します。
  • 表示されていたパスワードをすべて非表示にします。
  • ページのメモリから暗号化キーを削除します。
  • 開いているすべてのダイアログ (新しいアイテム、プロパティの編集、削除 の確認) を保存せずに閉じます。ロック後に変更を保存することはできません。
  • PINコードの変更 画面を閉じます。PIN コードは変更されません。

PIN コードを再度入力すると、使用していた検索テキストとフィルターのまま一覧が表示されます。展開していたエントリは折りたたまれます。

❗ 重要
コピーしたパスワードは、保管庫がロックされた後もクリップボードに残ります。Password Vault はクリップボードを消去しません。必要な場所に貼り付けたら、特に共有コンピューターでは、別のものをコピーしておいてください。

安全に作業するためのヒント

  • 席を離れるときは、コンピューターをロックします (たとえば、Windows ロゴ キー + L)。自動ロックで保管庫が非表示になるのは 5 分後です。それまでは、表示されている内容はすべて開いているページに表示されたままです。
  • 作業が終わったら、自動ロックを待たずにページを閉じるか再読み込みします。
  • 席を外す前に編集内容を保存します。 新しいアイテム または プロパティの編集 ダイアログを操作せずに 5 分間開いたままにすると、ダイアログが閉じて変更内容が失われます。
  • PIN コードは慎重に入力します。 PINコードの入力 画面では入力中の数字はマスクされます。入力ミスは 1 回ごとに上限の 5 回に数えられます。
  • PIN コードは安全な場所に控えておきます。 忘れた PIN コードは回復できません。KB10460. Password Vault の PIN コードを忘れた場合の対処方法を参照してください。

💡 ヒント
PIN コードを変更するには、KB10450. Password Vault で PIN コードを変更する方法を参照してください。パスワードの表示とコピーの手順については、KB10444. Password Vault でパスワードまたはユーザー名を表示してコピーする方法で説明しています。

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